英語を学ぶならネイティブスピーカーにこだわるべきでない理由

日本人が誰かから英語を教えてもらうとき、英語の母語話者すなわちネイティブイングリッシュスピーカーから英語を教わることにこだわる傾向が強いと思います。インド人やフィリピン人の訛りのあるの英語は避ける傾向があります。なぜなら、ネイティブじゃない人たちの英語は「本当の英語」じゃないからだと考えるからだと思います。

しかし、これは大きな間違いだと思います。少なくとも、実践的な英語力を身につけたいなら、ネイティブだけから英語を学ぶことは、賢い選択とはいえないと思います。なぜなら、実際の英語圏の国々では、とりわけ都市部では、日々の生活のなかであなたが接する英語話者は必ずしも英語の母語話者とはかぎらないからです。英語圏の多くの大都市は多文化都市であり、多くの民族が暮らしています。なかには英語が第二言語であり、訛りのある英語しかしゃべれない人も多くいます。たとえばメルボルンでは、ほとんどのタクシーの運転手はインド人です。またレストランの店員はアジア人が多いです。たとえあなたが英語を学ぶときにネイティブを選ぶことができても、日常生活のなかでは相手を選ぶことはできません。だから、私たちはいろんな英語を学ぶ必要があります。ネイティブからしか学ばなかった英語は、無菌室育ちみたいなもので、いろんな人種がいろんな英語を話すリアルな英語圏での生活では太刀打ちできないかもしれません。多文化主義を掲げるメルボルンでの生活の中で、英語学習はネイティブスピーカーにこだわるべきでないということを改めて強く感じています。