ヨーロッパや南米の学生の英語


メルボルンの大学、語学学校、専門学校などには、ヨーロッパや南米から来る留学生が多いです。
学校によって大きく違う場合もあり一概には言えませんが、アジア系ももちろん多いんですが、ヨーロッパからはギリシャ、イタリア、チェコなどが多く、南米からはチリ、コロンビア、ベネズエラあたりが多いように思います。チリとコロンビアはどちらもスペイン語が話されているので、スペイン語はよく耳にします。

ヨーロッパや南米の人は日本人より英語がうまい

日本人と比べると、だいたい彼らは英語が上手です。かなり訛っていたり、ときどき文法がおかしかったりしますが、それでも最低限の意思疎通ができる程度には話せます。さらにいえば、そのまま彼らの母語で単語を発しても英語の母語話者になんとか通じることすらあります。
というのも、英語やヨーロッパで話されている言語は、インド・ヨーロッパ語族といって、もともとは共通の言語から派生した同じ言語グループだそうで、文法構造や語彙に共通点が多いからです。アルファベットなどの文字体系も日本と比べるとはるかに近いし似ています。このように文字、基本的な文法構造、語彙などが似ているため、日本人からすれば簡単に習得できるようです。

ヨーロッパや南米の人が英語がうまいのは彼らが日本人よりも勉強しているからではない

ヨーロッパや南米の学生は英語の初歩的な文法ミスが多いです。同程度に英語が話せる日本人なら絶対にしないようなミスも多いです。また、これまで彼らが受けてきた教育も、同程度の英語力の日本人と比べると、低い人が多いです。世界史や科学の知識など一般常識に属するようなかなり簡単な知識も知らないという人を今まで何人も見かけてきました。しかし、それにも関わらず、一般的に彼らは日本人より上手に英語が話せます。多くの場合、ヨーロッパや南米の学生の英語能力の高さは、彼らの英語学習の質が高いからとか、彼らが日本人よりも英語をよりたくさん勉強してきたからではなく、単純に彼らの母語が英語と似ているからそれほど苦労しなかったというだけのように思われます。

日本人にとって、英語はかなり遠い位置にある言語といえます。日本人が、文法的構造などほとんど類似性がない英語を、ヨーロッパや南米の平均的な話者と同等に習得するのは、ヨーロッパや南米の人の何倍も勉強をする必要があるように思います。彼らと一緒にいると、彼らの強みを感じて、羨ましく思ってしまいます。