オーストラリア英語”She’ll be right”

She’ll be right

オーストラリア英語で”She’ll be right”という表現があります。日本語だと「大丈夫だよ」とか「なんとかなるさ」みたいな意味です。
オーストラリア人の前向きな国民性を象徴するフレーズとして有名です。なので、よくオーストラリア英語の代表的な表現として例に挙げられています。

オーストラリア人は使わない

しかし、実際のところ現在のほとんどのオーストラリア人は使っていないようです。
実際にメルボルンに住むオーストラリア人の幅広い年齢層の人達10人ぐらいに尋ねてみたところ、みんな口を揃えて「日常生活で頻繁に使う表現じゃない」ということでした。「私は使わないし、使ってる人も聞いたことがない」そうです。なので、少なくともメルボルンでは一般的な表現ではないようです。もちろん彼らは”She’ll be right”という表現も知っているし、それがオーストラリア精神を象徴する有名な英語表現ということも知っています。もしまれに使うことがあるとしたら、わざとふざけて使ったり、なにかオーストラリア感みたいなものを大げさに表現したいときなどに使うということはたまにあるそうです。

なんで”she”なのか

ところで、”She’ll be right”という表現では代名詞に”she”が使われていますが、なんで”she”なんでしょうか。”she”が使われるのって珍しい気がしますが、英語ネイティヴの感覚では別に不自然じゃないんでしょうか。
もともと英語のルーツとなる言語では、男性名詞や女性名詞などがあり、それぞれの名詞に性別が割り当てられていたので、その名残とかなにか歴史的な理由があるような気がします。実際、現代英語にもその名残は少し残っていて、船を代名詞で指示するときは”she”と言います。だから、”She”になったのは何か理由があると思います。この疑問についてネットで調べてもわからなかったので、同様に何人ものオーストラリア人に尋ねてみたんですが、誰からもはっきりした回答は得られませんでした。

ちなみにカナダ人やアメリカ人に”She’ll be right”っていう表現を聞いたことあるかと聞いたら、聞いたことないと言われたので、オーストラリアでしか使われない言語であるということはたしかなようです。